校長室より

校長室より

研究授業がたくさんありました。

学校では、6月末から7月はじめにかけて、新任一、二年目の先生を中心に、研究授業がたくさんありました。

研究授業は、先生たちが

・子どもたちにどんな学習内容を、どのように教えるか、という授業計画

・実際の授業で、どんな教材・教具を使い、どのような声かけや支援をするかという指導技術

などを向上するために行います。

私も若い頃、たくさん研究授業をしたり、ほかの先生の授業を見たりした思い出があります。

研究授業は、校内のたくさんの先生方が見に来るので、授業をする先生も、受ける子どもたちもとても緊張する時間です。普段は元気に手を上げて発言したりする子も、ちょっとうつむいておとなしくなったり。

子どもたちが帰った後、先生たちが集まって授業研究会をします。授業のよかったところ、改善したらいいところや改善案などが話し合われます。

「先生の元気な声で明るい雰囲気だった」「教えたことが日常生活でもできるように、普段使うものを教材に取り入れては?」「生徒への質問を多くすると、考える機会が増える」

専門も経験も様々な先生たちから、前向きな意見がたくさん出されます。

授業をした先生にとっても、参加しているほかの先生にとっても、自分の指導技術を振り返ったり、向上させたりする大切な機会なのです。

R4四国インターハイHPに本校の記事が掲載されました。

令和4年に四国各県で開催される全国高校総体(インターハイ)の公式ホームページに、本校の生徒たちが広報活動をした記事が掲載されました。こちら↓

https://www.koukousoutai.com/2022soutai/activity/post.php?xcd=0015

地域社会の中で生徒たちが活躍する姿は、とても立派だと思います。

高い窓の掃除

現在、高等部は校内実習中です。

生徒たちが、自分の力を発揮して、清掃や園芸、造花など、様々な作業に取り組んでいます。

今年は、窓掃除に強力なツールが登場しました。長い柄のついたクモの巣取りです。

写真は、職員室の窓を一階から掃除しているところ。

生徒たちは、バランスをとりながら長い柄を操作して、窓枠をきれいに払っていきます。

職員室の窓は、何年もたまったクモの巣がいっぱい。なかなか掃除もできないし、どうするか困っていたところでした。

そして、下の写真のように、どんどんきれいになっていきました。

高等部の皆さん、本当にありがとうございました。

朝の挨拶

朝、子どもたちが登校する時間、できるだけたくさんの子に挨拶しようと、学校の玄関に陣取っています。

4月からできるだけ毎日、続けていますが、少しずつ子どもたちにも変化が見られてきました。

挨拶で一番大切なのは、アイコンタクトの瞬間です。

4月頃は、ほとんどの子が目を合わさずに通り過ぎていきました。

それでも、よく観察していると大概チラッと見るものです。それも~1~2メートル離れたところで。その瞬間を逃さず、「おはようございます」といいながらピョコンと頭を下げると、つられて頭を下げたり「おはようございます」といったりする子が出てきます。人間は、生まれつき「まね」をするようにプログラムされているので。

私は、これを打率みたいなものだと考えています。4月頃は1割にも満たない打率でしたが、今は3割ぐらい?

それも、自分から「おはよう」と言ってくれる子も出てきました。

いろんな場面で、子どもたちの変化が見られるのは、とてもうれしいものです。

ムーブメントの授業に混ぜてもらいました。

今日は、校内巡回の途中で、小学部のムーブメントの授業に飛び入りさせてもらいました。

直径2メートルぐらいのムーブメントパラシュートを、子どもたちと先生が一緒に持って、ばたばた揺すったり、上下に振ったりして楽しく活動していました。

私も昔、こうしたムーブメントの授業を担当していたので、その当時を思い出しながら一緒にパラシュートを振りました。

ムーブメントの授業は不思議なもので、特に言葉で会話しなくても、みんなで楽しさを共有したり、心を合わせてパラシュートを揺すったりできます。

特別支援教育のとても大切なレパートリーの一つです。

検食

校長の業務に、毎日の給食の検食があります。

これは法律で定められた手続きで、子どもたちが給食を食べる前に、異物や調理方法のチェックを行うものです。

毎日11時30分頃、給食室に給食を取りに行き、校長室まで持って帰って確認しながら食べます。

ある日、給食を持って廊下を歩いていると、高等部の生徒たちに会いました。

「あ、校長先生、先に給食食べるんですか」

「そう。みんなより先に食べて、おかしいところがないか確かめるんです」

「へー、そうなんですか」

子どもたちも、感心してくれたようでした。うれしい限りです。

毎日の校内巡り

今年は、予想外に梅雨入りが早く、屋外活動ができずに子どもたちも少し残念かもしれません。

さて、校長に着任して1ヶ月あまり。

できるだけ毎日、校内を歩いて子どもたちや先生たちの様子を見るようにしています。

はじめは、この人誰だろうと怪訝そうな顔で見ていた子どもたちも、毎日通っていると空気みたいな存在になるようです。先生方も同じ。時々だと緊張するようですが、毎日だと特別ではなくなるよう。

そんな中でも、私を見ると手を振ってくれたり、「校長先生」と声をかけてくれたりする子も出てきました。

うれしい限りです。

少しずつの働きかけを積み重ね、確実に変化を引き出していくというのが大切なのだと思う校内巡りでした。

新たに着任しました。

新たに校長として着任いたしました、猪子秀太郎(いのこひでたろう)です。

3年前に、1年間教頭として勤めた阿南支援学校に、再び帰って来ました。

3年の間に、子供たちが立派に成長しているのを見て、とてもうれしく思います。

今、コロナウイルス感染拡大が大きく教育に影響を及ぼしており、徳島県も予断を許さない毎日が続いています。

何よりも健康と安全を第一に、そして、コロナに負けず楽しく充実した教育を実現することも大切に考えつつ、学校運営を進めていきたいと思います。

どうか、よろしくお願いいたします。

お世話になりました

学校に向かう道沿いの桜がもうすぐ満開です。

このたび、私は3月31日をもって退職することになりました。

保護者の皆様、地域の皆様、関係機関の皆様には、大変お世話になりました。

心よりお礼申し上げます。

これからの児童生徒のますますの活躍と阿南支援学校の発展を願っています。

                                                          徳島県立阿南支援学校長  中内 貴文

 

 

              

エシカル甲子園の応援、ありがとうございました

3月26日、徳島グランヴィリオホテルで、エシカル甲子園2020が開催されました。

本校は開催県代表で、「竹紙で快適すぎ空間! withコロナの新しい生活様式への挑戦!!」

のテーマで、全国にエシカル活動を発信しました。上位入賞には届きませんでしたが、

経験を積み、大きな会場で堂々と発表する3人の姿を誇りに思いました。

関係の皆様、応援をいただいた皆様、本当にありがとうございました。