学校長より

校長職2年目となりました、西でございます。

学校は春休み中。新しい学級のスタートに向けて、

学習コーナーの建設や改装作業がすごいスピードで進んでいます。

阿南支援学校本校とひわさ分校を行き来しながら、

今年も皆さんへ、よりよい学びを提供できるように

取り組んでいきたいと思います。

児童生徒の皆さんが、毎日来たいと思える学校、

保護者の皆さんが、通わせたいと思う学校、

教職員が、働きたいと思える学校にしたいと考えています。

1 安心安全な学校づくり                

2 多様性を育むキャリア教育の充実

3 地域とともにある学校づくり               

を重点課題として取り組んでまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。 

                            

令和6年4月5日 西 直子

校長室より

校長室より

スポーツの日を終えて

こんなに運動会(スポーツの日)に参加するとは思っていませんでした。

9月23日、ひわさ分校運動会、

10月6日、高等部スポーツの日

10月13日、中学部スポーツの日

10月20日、小学部スポーツの日。

どの日もよいお天気に恵まれ、多くの保護者の方の応援を受けながら、

一生懸命活動する子どもたちの様子を、見ることができました。

自分の力でがんばること、年齢やできることに応じて自分の役割を担い、責任を持って行うこと。

友達や教員と、力を合わせたり協力すること。

この2つの大切なことが、子どもたちにとっても教える教員にとっても

わかりやすい行事だと思います。

学校は小さな社会。その中で、この時代にしかできない経験をたくさんしてほしいと思っています。

 

明日から9月

長い夏休みが終わり、明日からまた子どもたちがやってきます。

私たち教員は、休み中それぞれに研修会に参加したり、授業準備をしたり、

リフレッシュしたりして、心と体を整えてきました。

これから冬休みまでの間は、スポーツの日や修学旅行、文化祭など、

行事を挟みながら、1年間でいちばん子どもたちと深く関わり、成長を後押しできる時期です。

気候もだんだん落ち着き、過ごしやすくなります。

できること、わかることが、少しずつ増えていくように、

子どもたちと一緒に、勉強していきたいと思います。

 

小学部ホールで

小学部のホールでは、クラスごとに次々やってきて

サーキット運動をしています。

遊具をくぐったり、ステップを渡ったり、ロープに沿って歩いたり。

決まった周回数を自分で数えてチップや数字カードで数えます。

1年生も、自分でできるようになってきました。

入学時からの成長を感じます。

自分のするべき活動をするべき場所、するべき時に実行できること。

中学部、高等部、卒業後も大事な力だと思います。

 

生活委員会の放送

昨日から、学校横の山で、ホトトギスが鳴き出しました。

縄張りを主張して、時にけたたましく鳴いています。

給食の時間に、生活委員会の生徒が毎日放送をしています。

「今月、3つのことを目標にしています。

 1トイレのスリッパを並べる

 2自分から挨拶をする

 3廊下を歩く です。 みなさん、守ってください」 

私たち教員はどうだろう?

子どもたちが、目標としていることが、大人はどうだろう・・・

学校という社会の中で、人とうまくやっていく方法を、子どもなりに考えた目標だと思います。

先生も、守ってますよ!と言える大人でありたいと思います。(時々、廊下は走ってしまいます 反省)

 

 

竹紙班の補助具

作業の学習を見に行くと、早くも補助具ができていました。

なたは危ないので、子供用の包丁に、

竹を真っ直ぐキープするための切り込みのある台。

生徒たちはどんどん材料を作っていきます。

教材、教具を提示するスピード感、大事です!

          

 

今年の竹紙作り はじめの一歩

高等部には「竹紙班」という作業学習班があります。

校長室の横の作業スペースで、トントン、カンカンと音がするので

覗いてみました。

竹を使って紙を作り、卒業証書や名刺にするようです。

青竹をなたで縦に割り、更に内側の部分と外側の緑の部分を剥ぐと、

竹紙の材料が取れるとのこと。これからこの材料をたくさん作るそうです。

見ていて、生徒が安全に作業できるかな?と感じました。

そこは、特別支援の先生の腕の見せ所!

これから知恵と技術を出し合って、生徒たちが安全に作業できるような

補助具や工夫が見られることを楽しみにしています。

 

卒業式

春を感じさせる晴天の下、今日は阿南支援学校の卒業式でした。

小学部6名、中学部12名、高等部17名の児童生徒が学舎を巣立ち、次のステージに向かっていきました。

 

卒業証書は、卒業生がそれぞれ自分ですいた竹和紙製です。

校長が名前を呼んで、一人ずつに証書を渡します。

授与の時には、演壇までの歩み、お辞儀、証書の受け取り方のすべてに、それぞれの子どもの「その人らしさ」が表れていて、手渡している私自身が幸せになりました。

 

感じ方も、願いも違うそれぞれの子どもたち。

それを受け止めて、導いていけるような阿南支援学校であり続けなければならない。

子どもたちに証書を渡していて、このことを強く思いました。

 

卒業生の皆さん。

4月からは、新しい場所で活躍してください。

そして、いつも「自分の人生の主役」であり続けられますように。

就業体験激励会

後期が始まり2週間が過ぎました。

来週から高等部の就業体験が始まります。昨日は、その激励会が体育館で催されました。

就業体験では何を学ぶのか、生徒たち一人一人がどこで実習を行うのか、校内実習はどのようなことをするのか、様々なことについて先生方から説明がありました。

そして、生徒の代表が次々前に出て、自分の実習先と目標を発表しました。みんな、とても緊張していましたが、どの生徒も立派に発表ができていました。

高等部は、学校教育の出口にあたる3年間です。

この3年の間に生徒たちは、将来社会で活躍するための技術や態度を身につけていきます。

どの生徒の顔にも、少しの不安と挑戦するぞという覚悟が表情に表れていて、すばらしい激励会でした。

新年度が始まりました。

始業式、入学式が終わり、いよいよ令和4年度が本格的に始まりました。

今年度は、小学部に6名、中学部に11名、高等部に16名の新しい仲間を迎え、児童生徒数122名のスタートです。

廊下を歩いていると、初々しい1年生たちが、学校探検をしたり授業を受けたりしているのに出会います。

在校生たちも、それぞれ1年ずつ学年が上がって、急にお兄さん、お姉さんになったように見えます。

さあ、これからみんなで力を合わせて、楽しい学校を作っていきましょう。