校長室より

2021年7月の記事一覧

技能検定

7月28日に、本校の体育館でビルメンテナンス技能検定が開催され、高等部の生徒たちも参加しました。

ビルメンテナンス技能検定は、部屋のほうきかけや、机ふきなど清掃に関する様々な技能をテストして、1~10級の級を認定してもらう検定です。

体育館に枠で仕切られたエリアが設置され、生徒が一人ずつ、決められた手順に従って自在ぼうきを使って清掃していきます。

はく順番や、確認の手順などは厳密に決められていて、生徒たちは間違えないように注意しながら清掃を進めます。

たぶん、緊張で頭は真っ白、手や体が勝手に動いているような感じなのでしょう。

技能検定は生徒たちにとって真剣勝負の場です。

一生の思い出に残る貴重な経験ができたことでしょう。

おつかれさま。

研究授業がたくさんありました。

学校では、6月末から7月はじめにかけて、新任一、二年目の先生を中心に、研究授業がたくさんありました。

研究授業は、先生たちが

・子どもたちにどんな学習内容を、どのように教えるか、という授業計画

・実際の授業で、どんな教材・教具を使い、どのような声かけや支援をするかという指導技術

などを向上するために行います。

私も若い頃、たくさん研究授業をしたり、ほかの先生の授業を見たりした思い出があります。

研究授業は、校内のたくさんの先生方が見に来るので、授業をする先生も、受ける子どもたちもとても緊張する時間です。普段は元気に手を上げて発言したりする子も、ちょっとうつむいておとなしくなったり。

子どもたちが帰った後、先生たちが集まって授業研究会をします。授業のよかったところ、改善したらいいところや改善案などが話し合われます。

「先生の元気な声で明るい雰囲気だった」「教えたことが日常生活でもできるように、普段使うものを教材に取り入れては?」「生徒への質問を多くすると、考える機会が増える」

専門も経験も様々な先生たちから、前向きな意見がたくさん出されます。

授業をした先生にとっても、参加しているほかの先生にとっても、自分の指導技術を振り返ったり、向上させたりする大切な機会なのです。