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校長室より
学校祭によせて
「笑顔咲かせよう みんなが主役の学校祭」
テーマのように、普段の学習や取り組みを多くの方に見ていただくことができました。
図工や美術、工芸などの作品展示、授業の様子の動画、制作した作品や農産物の販売、
それに、展示場所をめぐってシールを集めるシールラリー。
保護者や先生と一緒に巡ったり、友達同士で店番をしたりして、楽しい時間を過ごしました。
多くの人のざわざわが苦手な子どもたちも、参加方法や時間を工夫調整して
気分良く参加できていました。
普段お世話になっているサービス事業所の方や地域の方も見学してくださり、
学校を知っていただく機会となりました。
今後も、子どもたち、保護者、地域の方々に喜んで来てもらえる
学校でありたいなあと思いながらシールラリーの景品クッキーを渡していました。
9月 学校再開です
夏休みが開けて、学校に子どもたちがやってきました。
久しぶりのスクールバスに大興奮の生徒、楽しかったキャンプの話をしてくれる子も。
これから学校では、スポーツの日の活動、遠足、修学旅行など、大きな行事が続きます。
行事ありきではなく、行事を経験することで、
子どもたちにどんな力をつけてほしいのか、
どのように育ってほしいのかを考えて
成長を促す良い機会としたいものです。
今日は、長く欠席していた小学部高学年の児童が登校し、
お花のアレンジメントを作って、持ってきてくれました。
得意なことを活かして、学習のきっかけを探しています。
皆と一緒にする活動、個別にする学習を組み合わせて、学びの秋の成長を楽しみにしています。
明日から夏休み
梅雨明け間近となり、暑い毎日が続いています。
2学期制の本校では、まだ学期の途中ですが、
明日から夏休みに入ることで、ひとまずの区切りを迎えています。
4月に新しい学校生活がスタートして3ヶ月と半分。
子どもたちも教員も、それぞれに自分の居場所に落ち着き、
学校全体が安定してきた感じを受けます。
ゴールデンウィーク開けから、校外学習や就業体験、
交流学習、プールでの活動など、様々な学びが展開されてきました。
どの子も、貴重な経験を経て、4月とは違う顔を見せています。
時にうまくいかない時期もあるし、成長が停滞するように見えることもありますが、
着実に変化している様子が見て取れます。
明日から一生に一度しかない○年生の夏休みが始まります。
様々な経験をして、登校日、そして9月に会うのを楽しみにしています。
スポーツの日を終えて
こんなに運動会(スポーツの日)に参加するとは思っていませんでした。
9月23日、ひわさ分校運動会、
10月6日、高等部スポーツの日
10月13日、中学部スポーツの日
10月20日、小学部スポーツの日。
どの日もよいお天気に恵まれ、多くの保護者の方の応援を受けながら、
一生懸命活動する子どもたちの様子を、見ることができました。
自分の力でがんばること、年齢やできることに応じて自分の役割を担い、責任を持って行うこと。
友達や教員と、力を合わせたり協力すること。
この2つの大切なことが、子どもたちにとっても教える教員にとっても
わかりやすい行事だと思います。
学校は小さな社会。その中で、この時代にしかできない経験をたくさんしてほしいと思っています。
明日から9月
長い夏休みが終わり、明日からまた子どもたちがやってきます。
私たち教員は、休み中それぞれに研修会に参加したり、授業準備をしたり、
リフレッシュしたりして、心と体を整えてきました。
これから冬休みまでの間は、スポーツの日や修学旅行、文化祭など、
行事を挟みながら、1年間でいちばん子どもたちと深く関わり、成長を後押しできる時期です。
気候もだんだん落ち着き、過ごしやすくなります。
できること、わかることが、少しずつ増えていくように、
子どもたちと一緒に、勉強していきたいと思います。
小学部ホールで
小学部のホールでは、クラスごとに次々やってきて
サーキット運動をしています。
遊具をくぐったり、ステップを渡ったり、ロープに沿って歩いたり。
決まった周回数を自分で数えてチップや数字カードで数えます。
1年生も、自分でできるようになってきました。
入学時からの成長を感じます。
自分のするべき活動をするべき場所、するべき時に実行できること。
中学部、高等部、卒業後も大事な力だと思います。
生活委員会の放送
昨日から、学校横の山で、ホトトギスが鳴き出しました。
縄張りを主張して、時にけたたましく鳴いています。
給食の時間に、生活委員会の生徒が毎日放送をしています。
「今月、3つのことを目標にしています。
1トイレのスリッパを並べる
2自分から挨拶をする
3廊下を歩く です。 みなさん、守ってください」
私たち教員はどうだろう?
子どもたちが、目標としていることが、大人はどうだろう・・・
学校という社会の中で、人とうまくやっていく方法を、子どもなりに考えた目標だと思います。
先生も、守ってますよ!と言える大人でありたいと思います。(時々、廊下は走ってしまいます 反省)
竹紙班の補助具
作業の学習を見に行くと、早くも補助具ができていました。
なたは危ないので、子供用の包丁に、
竹を真っ直ぐキープするための切り込みのある台。
生徒たちはどんどん材料を作っていきます。
教材、教具を提示するスピード感、大事です!
今年の竹紙作り はじめの一歩
高等部には「竹紙班」という作業学習班があります。
校長室の横の作業スペースで、トントン、カンカンと音がするので
覗いてみました。
竹を使って紙を作り、卒業証書や名刺にするようです。
青竹をなたで縦に割り、更に内側の部分と外側の緑の部分を剥ぐと、
竹紙の材料が取れるとのこと。これからこの材料をたくさん作るそうです。
見ていて、生徒が安全に作業できるかな?と感じました。
そこは、特別支援の先生の腕の見せ所!
これから知恵と技術を出し合って、生徒たちが安全に作業できるような
補助具や工夫が見られることを楽しみにしています。
卒業式
春を感じさせる晴天の下、今日は阿南支援学校の卒業式でした。
小学部6名、中学部12名、高等部17名の児童生徒が学舎を巣立ち、次のステージに向かっていきました。
卒業証書は、卒業生がそれぞれ自分ですいた竹和紙製です。
校長が名前を呼んで、一人ずつに証書を渡します。
授与の時には、演壇までの歩み、お辞儀、証書の受け取り方のすべてに、それぞれの子どもの「その人らしさ」が表れていて、手渡している私自身が幸せになりました。
感じ方も、願いも違うそれぞれの子どもたち。
それを受け止めて、導いていけるような阿南支援学校であり続けなければならない。
子どもたちに証書を渡していて、このことを強く思いました。
卒業生の皆さん。
4月からは、新しい場所で活躍してください。
そして、いつも「自分の人生の主役」であり続けられますように。