校長室より

校長室より

広瀬さんのみかん

学校の裏山に、広大なみかん畑が広がっています。

これは、ご近所の広瀬さんのみかん畑です。

広瀬さんは、60年間このみかん畑を大切に守り育ててきたそうです。

つまり、この学校ができるより先にみかん畑はここにありました。

学校ができてから、毎年、広瀬さんは子どもたちにみかん狩りをさせてくれました。

それは、26年にわたって続いています。

これは、広瀬さんが子どもたちのために育ててくださっているみかんの木です。

小学部の子どもたちでも、危険なくみかん狩りができる場所を提供してくださってきました。

ところが、ご高齢のため今年いっぱいでみかん畑をやめるとのこと。

ああ残念。そして、長年にわたり本当にありがとうございました。

これから12月にかけて、子どもたちが最後のみかん狩りをさせていただきます。

そして、子どもたちや先生は、広瀬さんには26年間の感謝を込めて、お手紙を書こうと準備を進めています。

阿南支援学校は、こんな暖かい地域の人々に支えられて子どもたちの教育を行ってきました。

これからも、地域の方たちとの交流を大切にしながら進んでいきます。

広瀬さん、本当にありがとうございました。