〒774-0049 徳島県阿南市上大野町大山田52 TEL 0884-22-2010 ファクシミリ0884-22-2293
校長室より
広瀬さんのみかん
学校の裏山に、広大なみかん畑が広がっています。
これは、ご近所の広瀬さんのみかん畑です。
広瀬さんは、60年間このみかん畑を大切に守り育ててきたそうです。
つまり、この学校ができるより先にみかん畑はここにありました。
学校ができてから、毎年、広瀬さんは子どもたちにみかん狩りをさせてくれました。
それは、26年にわたって続いています。
これは、広瀬さんが子どもたちのために育ててくださっているみかんの木です。
小学部の子どもたちでも、危険なくみかん狩りができる場所を提供してくださってきました。
ところが、ご高齢のため今年いっぱいでみかん畑をやめるとのこと。
ああ残念。そして、長年にわたり本当にありがとうございました。
これから12月にかけて、子どもたちが最後のみかん狩りをさせていただきます。
そして、子どもたちや先生は、広瀬さんには26年間の感謝を込めて、お手紙を書こうと準備を進めています。
阿南支援学校は、こんな暖かい地域の人々に支えられて子どもたちの教育を行ってきました。
これからも、地域の方たちとの交流を大切にしながら進んでいきます。
広瀬さん、本当にありがとうございました。
後期が始まりました。
本日は、後期始業式でした。
学校では、感染予防対策として、オンラインも活用して学部ごとに別の場所で始業式を行いました。小学部は玄関ホール、中学部は体育館、高等部は各教室です。
校長や教頭は、小学部の会場でリアルに挨拶をします。その様子は、体育館や高等部教室に配信され、別々の場所で同時に式典を行いました。
やはり小学部の小さい子どもたちには、画面を見るよりも、目の前でお話をした方がわかりやすいのです。中学部や高等部になると、画面の中で行われる挨拶も落ち着いて聞くことができるようになります。成長の表れだと思います。
後期は、遠足や修学旅行、学校祭などの行事、そして高等部の人は大切な「就業体験」があります。
まだまだ、コロナ感染症には油断ができませんが、子どもたちみんなが元気で明るく学習を進めていけるように、精一杯努めたいと思います。
「体育の日」お礼
先週、すべての学部の「体育の日」を、無事開催することができました。
9月29日(水)高等部、9月30日(木)小学部、10月1日(金)中学部。
日々刻々と変わる新型コロナウイルスの感染状況を見るために、保護者の皆様の参観決定がギリギリとなってしまい、ご迷惑をおかけいたしました。
それぞれ平日にもかかわらず、多くのご家族に参観いただけたこと、本当にうれしく思います。
学部別の開催でしたので、小さい子が大きいお兄さんお姉さんの活躍を見るといったことはできませんでしたが、こぢんまりした中にも一人一人の子どもに合わせた活動ができる良さがあったと思います。
小学部低学年では、小さな子どもたちが、広い運動場の中で今自分がするべきことを一生懸命考えて、体を動かしている様子がよくわかりました。
小学部高学年では、これまでの運動会の経験の積み重ねによって、お兄さんお姉さんらしく競技に参加できるようになっているんだなと感じました。
中学部では、一人一人が自分の競技をがんばる中にも、友達と一緒に楽しんだり、協力したり、集団活動の力が少しずつ成長していることがわかりました。
高等部では、競技への取り組みの様子から、生徒たちが普段から授業に一生懸命取り組んでいることをうかがい知ることができ、とても頼もしく思いました。
保護者の皆様にも、それぞれの子どもたちが活躍する様子を見ていただけて、大変よかったと思います。これからも、できるだけ学校での活動を見ていただけるように工夫していきます。
不自由な開催ではありましたが、今後の参考となる内容もあった「体育の日」でした。来年度には「運動会」が復活することを祈りつつ、今年のこともしっかり反省して生かしていきたいと思います。
保護者の皆様、本当にありがとうございました。
「体育の日」の予行練習
9月に入りましたが、晴れている日は日差しがきつく、外にいるとやはり暑いです。
学校では、もうすぐ開かれる学部別の「体育の日」の練習が、いよいよ佳境に入ってきました。
昨日は、高等部。今日は、小学部の予行練習でした。明日は、中学部です。
高等部の予行練習には、開会式の練習もあり、元気な選手宣誓が見られました。その後の、生活基礎グループの競技練習では、先生と一緒にひもをくぐったり、カラーボールを拾い集めたり。きつい日差しの中でしたが、さすが高校生。ふだんの体育で培った力をしっかり発揮していました。
小学部の低学年の予行練習にも参加しました。みんなで、はらぺこあおむしに、たくさんえさをやりました。それから、かけっこ。小さい子たちが、一生懸命ゴールを目指して走りました。よくがんばりました。
引き続くコロナ禍により、学校の教育活動が制限される中ですが、いろいろな工夫で何とか子どもたちの楽しめる学習活動を行っていきたいと思います。
技能検定
7月28日に、本校の体育館でビルメンテナンス技能検定が開催され、高等部の生徒たちも参加しました。
ビルメンテナンス技能検定は、部屋のほうきかけや、机ふきなど清掃に関する様々な技能をテストして、1~10級の級を認定してもらう検定です。
体育館に枠で仕切られたエリアが設置され、生徒が一人ずつ、決められた手順に従って自在ぼうきを使って清掃していきます。
はく順番や、確認の手順などは厳密に決められていて、生徒たちは間違えないように注意しながら清掃を進めます。
たぶん、緊張で頭は真っ白、手や体が勝手に動いているような感じなのでしょう。
技能検定は生徒たちにとって真剣勝負の場です。
一生の思い出に残る貴重な経験ができたことでしょう。
おつかれさま。