校長室より

校長室より

今年の竹紙作り はじめの一歩

高等部には「竹紙班」という作業学習班があります。

校長室の横の作業スペースで、トントン、カンカンと音がするので

覗いてみました。

竹を使って紙を作り、卒業証書や名刺にするようです。

青竹をなたで縦に割り、更に内側の部分と外側の緑の部分を剥ぐと、

竹紙の材料が取れるとのこと。これからこの材料をたくさん作るそうです。

見ていて、生徒が安全に作業できるかな?と感じました。

そこは、特別支援の先生の腕の見せ所!

これから知恵と技術を出し合って、生徒たちが安全に作業できるような

補助具や工夫が見られることを楽しみにしています。

 

卒業式

春を感じさせる晴天の下、今日は阿南支援学校の卒業式でした。

小学部6名、中学部12名、高等部17名の児童生徒が学舎を巣立ち、次のステージに向かっていきました。

 

卒業証書は、卒業生がそれぞれ自分ですいた竹和紙製です。

校長が名前を呼んで、一人ずつに証書を渡します。

授与の時には、演壇までの歩み、お辞儀、証書の受け取り方のすべてに、それぞれの子どもの「その人らしさ」が表れていて、手渡している私自身が幸せになりました。

 

感じ方も、願いも違うそれぞれの子どもたち。

それを受け止めて、導いていけるような阿南支援学校であり続けなければならない。

子どもたちに証書を渡していて、このことを強く思いました。

 

卒業生の皆さん。

4月からは、新しい場所で活躍してください。

そして、いつも「自分の人生の主役」であり続けられますように。

就業体験激励会

後期が始まり2週間が過ぎました。

来週から高等部の就業体験が始まります。昨日は、その激励会が体育館で催されました。

就業体験では何を学ぶのか、生徒たち一人一人がどこで実習を行うのか、校内実習はどのようなことをするのか、様々なことについて先生方から説明がありました。

そして、生徒の代表が次々前に出て、自分の実習先と目標を発表しました。みんな、とても緊張していましたが、どの生徒も立派に発表ができていました。

高等部は、学校教育の出口にあたる3年間です。

この3年の間に生徒たちは、将来社会で活躍するための技術や態度を身につけていきます。

どの生徒の顔にも、少しの不安と挑戦するぞという覚悟が表情に表れていて、すばらしい激励会でした。

新年度が始まりました。

始業式、入学式が終わり、いよいよ令和4年度が本格的に始まりました。

今年度は、小学部に6名、中学部に11名、高等部に16名の新しい仲間を迎え、児童生徒数122名のスタートです。

廊下を歩いていると、初々しい1年生たちが、学校探検をしたり授業を受けたりしているのに出会います。

在校生たちも、それぞれ1年ずつ学年が上がって、急にお兄さん、お姉さんになったように見えます。

さあ、これからみんなで力を合わせて、楽しい学校を作っていきましょう。