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高等部の取組
阿波の伝統工芸「遊山箱」を作りました
「遊山箱」は、徳島の伝統工芸品で、子ども用の三段重ねの弁当箱です。
旧暦の3月3日、子どもたちは「遊山箱」を持って野山や海へ出かけるという風習がありました。徳島で「遊山箱」が作られるようになったのは、江戸時代といわれています。
遊山とは…一点の曇りもない晴れ晴れした心境で、美しい景色を楽しみ、悠々自適に
過ごすこと。
2年生の木工の最後の学習として、阿波の伝統工芸を継承しようと、生徒だけの力で「遊山箱」を作りました。
材料は、木材の王様である「檜」(ひのき)。
取っての部分は、「槇」(まき)の枝で作りました。
主権者教育の出前講座をしました
2月4日、徳島大学の坂田大輔先生をお招きし、主権者教育の出前講座をしました。
模擬投票や選挙の○×クイズ等をとおして、選挙の仕組みや原則についてわかりやすく教えていただきました。
生徒たちにとって、とてもよい学びの機会になりました。本当にありがとうございました。
18歳になれば選挙で投票することができます。今回の出前講座をとおし、国や社会の問題を自分のこととして捉え、選挙に投票にいってほしいと思います。
加茂谷駅伝に参加しました!
1月26日(日)に開催された加茂谷駅伝は、7㎞を5人(5区間)で走る大会です。
本校からは、中学部・高等部の合同で3チームが出場しました。
沿道の方々のあたたかい声援を浴びながら、子どもたちは一生懸命走りました。
朝の体力作りで走り続けてきた高等部3年生は、さすがに余裕の表情です。
見事にゴール!!
学校対抗では、3人が区間賞
みなさんよく頑張りました(^^)
保護者の皆様、沿道の皆様、応援ありがとうございました!!
木工の伝統工芸「浮造り」にチャレンジ
去る11月21日、産業工芸科の校外学習で「富永ジョイナー工場」の訪問をさせていただき、そこで学んだ伝統工芸の「浮造り」を本校の授業の中で実践しました。
「浮造り棒」でこすり、杉板の木目を浮き出します。
そうすると杉板に立体感ができ、さらに木目が際立ちます。
そして、できあがったのが、昔ながらの「道具箱」です。
「アスリートの派遣等による体育授業等の充実事業」
産業工芸科(3年生) 木工作品を地域に寄贈
産業工芸科の3年生の製品を「大野公民館」に寄贈しました。
これは地域に生えていた「樅の木」の板材を、卒業制作作品として一枚板のテーブルに生徒たちが加工したものです。大野公民館の和室に置いていただけることになりました。
生徒たちは、「地域の皆様に愛されるテーブル」になればと願っています。
産業工芸科3年生の「丈池和輝」さんと大野公民館「松浦館長」様
大野公民館の和室
地震•火災避難訓練を行いました
12月10日に地震•火災訓練を行いました。
今回の訓練では、通常通り地震の音は校内放送で行いましたが、各生徒への避難の呼びかけは拡声器やメガホンを使用し行いました。
生徒も避難の呼びかけを聞いた後、落ち着いて運動場へ避難することができました。
また、今回の避難訓練では保護者の方もご参加いただき、避難経路の説明や避難後の生徒の受け渡しなど細かな確認も行いました。
実際に地震がきた時のことを意識して行うことができ、とても有用な訓練となりました。
ご参加いただいた保護者のみなさまありがとうございました。
今年度の紙漉きについて
9月より3ヶ月間にわたって行ってきた紙漉きの作業が、12月3日に最終日を迎えました。
今年度もご指導いただきました「NPO法人竹林再生会議」の皆様、ありがとうございました。
地元で放置された竹林の竹を使って紙を漉くことで、生徒たちはSDGsな取り組みについて、体験的に学ぶことができました。
今後もこのような活動を通して、生徒たちの学習の機会をたくさん作っていきたいと思います。
学校祭 ~阿波の木工~ 木工製品展示・販売
来たる12月6日(金)の学校祭では、産業工芸科の生徒たちが今までに製作した木工製品を展示・販売します。
その生徒たちが心を込めて作った作品を紹介します。
2年生が作った作品
茶色いのは宅配ボックスです。ご家庭の玄関先にでもおいてください。そのため防水塗料を塗っています。
2年生は、引き出し・扉・引き戸などを活用した製品を製作しています。
1年生が作った作品
1年生は箱作りなど基礎基本から木工を学んでいきます。そして、マガジンラックやA4コンテナと発展していきます。(上の作品の左から右ですね。)
3年生が作った作品
そして、3年生はイスや机で、大人の体重に耐えるイス。体に合った机などを製作します。4つの脚が床の上に密着しコトコトいわないようにするのはけっこう技術がいります。当然強度も考えなければいけません。
ベンチとサイドテーブルです。
一枚板を使ったベンチです。 これは昨年と同じように抽選にする予定です。
木工室で販売予定です。ご来場をお待ちしています。
富永ジョイナー工場訪問 (高等部産業工芸科)
「現代の名工」 富永啓司 氏 のご厚意で、富永ジョイナー有限会社にご招待いただき、「浮造り」(うづくり)を体験しました。
「浮造り」とは、乾燥させた茅の根を束ねた道具で木材の表面をこする仕上げ方法のことで、板に鮮やかな艶や凸凹をつけ、木の持つ美しい木目をさらに美しく際立たせます。日本古来の伝統技法で、神社や仏閣など歴史的な建造物で見かけることができます。生徒たちにとっては、もちろん初めての体験でした。
生徒たちが「浮造った」木材は、今後、富永氏の作品に生まれ変わり、来年開催される「大阪・関西万博」の徳島県パビリオンに出展される予定です。生徒たちは富永氏の説明を真剣に聞き、心を込めて作業していました。