避難訓練等防災教育

令和6年度 火災避難訓練を実施しました。

本校は「安全・安心な学校づくり」を重点課題の一つとして日々の教育活動に取り組んでいます。そしてこの課題を達成するための方策として「各種の災害に備える防災対策の充実」を掲げています。5月21日(火)にその一環として、本校職員・児童・生徒の全員が参加する火災避難訓練を阿南市消防本部の方の立ち会いの下で実施しました。

 

 

 

 

なお、今回は火災を想定した避難訓練ですが「各種の災害に備える防災対策の充実」の観点から、本校が児童・生徒全員に用意しているヘルメットを着用して避難を行いました。 

 

少し暑く感じる気候の中での訓練でしたが、児童・生徒は教職員の指示に従って真剣な態度で取り組むことができました。

 

  

 

 

また、避難行動終了後も様々な状況に対応するため、水消火器を使った模擬消火訓練も行いました。

 

こちらの模擬消火訓練は阿南市消防本部から来校された 予防課 係長 山本 敬幸(たかゆき)様が中心となり進めていただきました。

 

 

 

  

最後に、本校の西 直子校長と、阿南市消防本部 山本 敬幸様から今回の火災避難訓練の講評をしていただきました。

 

 

 

 

 西校長からは、「日頃は物を大切にと伝えていますが、火事が起こったときは物よりも、皆さんの命を大切にして今回のように先生の指示に従って避難してください」と言うお言葉を、また、山本様からは「学校の火災は年間150件発生しており、これは2日に1件の割合になること、そして、消火器については火災が発生して炎が天井に届いている場合は、消火器での消火は難しいので避難してください」等の非常に役に立つアドバイスをいただきました。

 

 

 

 

特に、消火器の使用について、わかりやすく教えていただいたことは大変好評でした。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

今回の火災消火訓練を通しての反省点として、教員が児童・生徒の避難に対応することから初期消火を行える職員が少ないことへの指摘がありました。これについては今後、本校事務室の職員との一層の連携を図ることで非常時に積極的に対応できる体制を整えていく予定です。

 

最後に、防災に関する校務を担当していた総務課は、本年度の校務運営組織の合理化により保健環境課と統合いたしました。

4月から「総務保健課」に改められ、保健環境課の協力により、日常的に服薬している児童・生徒を対象として災害時常備薬(3日分)の準備にも取り組んでいます。

 

 

この件につきましては、いつ、どこで発生するかわからない災害に対応するため、保護者の皆様のご協力を何卒よろしくお願いします。