研究・研修関係

夏の公開研修会について(報告)

 夏休みに行われた公開研修会の様子をご紹介いたします。

 今期は3つの公開研修会を予定しておりましたが、その内の一つ、実技を伴う研修が開催できなかった事をお詫び致します。

 8月24日に行われた研修では、『社会法人みらい』より赤壁省吾先生をお招きし、「発達障害のある子どもたちのライフステージを支えるために」という演題でご講演いただきました。Zoomによるオンライン形式で行い、幼児期から成人期までの関わりの中で、就労に向けた具体的な取り組みや地域連携について、様々な事例を挙げていただきながらお話いただきました。架空事例として出された、本人と職員とのやりとりの様子は、障がいのある人がどのように自分について理解を深め、特性と向き合いながら社会性を培っていくのか、その過程を知るとてもよい機会になりました。また、発達障がいのある人に必要な支援についても、様々な実践事例を挙げてご説明いただき、大変わかりやすく学ばせていただきました。

 本校職員については、研修会場を複数用意し、密にならないように研修に参加させていただきました。

 

 8月26日に行われたオンライン研修では、本校進路指導課長の宮城敏恵先生に「進路指導について」という演題でご講演をしていただきました。本校高等部の活動を紹介しながら、卒業後の生活に向けてどのような取り組みをや支援を行っているかを説明して下さいました。校内実習や現場実習の内容や様子を写真を通して確認しながら、「はたらく」ために求められる力にはどのようなものがあるのかを紹介していただきました。また、卒業後、就職した生徒の状況について、事例を挙げて説明していただきました。周囲の人との関わりの中でさらに成長していく人やうまくいかずに離職してしまう人等、様々な状況が存在する事を知れた事は、今後就学中に行うべき支援についての視野を拡げてくださったように思います。大変有意義なお話でした。