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2024(令和6)年度 第1回学校運営協議会の記録について

第1回 学校運営協議会 記録
令和6(2024)年6月4日実施
<日程>
14:25~ 学校長挨拶、自己紹介、役員選出
14:30~ 協議(進行:会長)
①学校経営方針について
②学校評価について
③キャリア教育の推進について
15:25~ 協議のまとめ(会長)、事務連絡等
15:30 閉会挨拶(学校長)<参加者>学校運営協議会員6名(学校長含む、1名欠席)、教頭2名、学部長3名
<議事録>
1.学校長あいさつ
2.協議①「学校経営方針について」
1)学校経営方針についての説明(校長)
・資料1について、教育方針・教育目標と、今年度の重点課題について説明
・「重点課題1:安心・安全な学校づくり」については、昨年度まで入っていた感染症対策は、環境整備の中に含めて考えていくようにしている。
・「重点課題3:地域とともにある学校づくり」については、コミュニティスクール制度を軸として、周りからの意見を取り入れながら学校運営をしていきたいと考えている。
3.協議②「学校評価について」
1)学校評価総括表及び校務分掌についての説明(教頭)
2)「学校評価」に関するご意見・ご質問
A委員:「総務保健課にある“GXスクール”とは何か?」
教 頭:学校環境版ISOという取り組みを昨年度までしており、その取り組みがグレードアップしたようなものになる。学校環境の整備や見直しをしていく取り組みである。
B委員:「感染症の位置づけが変わったということであったが、それ以外に学校評価の中で変更したようなところはあるのか?」
中学部:「基本的には昨年度を踏襲した取り組みを行っていく。また、今年度より、自立活動の指導の充実に力を入れて取り組んでいく予定である。」
C委員:「自立という視点で、社会人になる心構えや働く意欲が大事であると思うが、学校でそれらをどのように育てていくのかについて教えてほしい。」
高等部:「何事にも前向きに挑戦できるようにし、そこから働く意欲を育めるように取り組んでいる。今日の学校見学のときのように、就業体験中や活動時にいろいろな人から声をかけてもらえることも、生徒たちにとって意欲につながる。」
小学部:「小学部段階では、生活の基礎となる学習を行っている。一人でできることを増やすことを目指して、ポジティブな関わりをしながら学習を行っている。集団生活に慣れない児童もいるが、少しずつ集団に入れるように配慮をしている。」
4.協議③「キャリア教育の推進について
1)学校全体や各学部の概要、高等部での就労支援に向けた取り組みについて説明(教頭)
・「自己評価」と「他者評価」について、就労体験の中で知り、自己理解を促す取り組みを実施した。
2)「キャリア教育」に関するご意見・ご質問
D委員:「就労支援に関する内容は、とても興味深かった。保護者としても、卒後「自己評価」が高いなと感じる場面がある。学校では周囲が本人に合わせることが多いが、社会に出ると本人が周囲に合わせていくこともあり、そこで上手くいかないこともある。どういうやり方でそれらを教えていくのかが難しいと感じる。」
E委員:「就業体験の見学をして、協議会への参加も2年目となり、少しずつ阿南支援学校のことが分かってきた。その中で、子どもと教員の関係性が良いと感じた。教員が子どもたちに温かく包み込むような言葉かけをし、子どもたちもそれに笑顔で応えている。この関わりを続けていくことが、教育目標に繋がっていくと考える。今後も、
普段の人間関係(教員と子ども、子ども同士)が深まっていくといい。また、次回はまた違う場面の見学ができたらと思う。」
C委員:「『自己評価』と『他者評価』について、特に『他者評価』をすんなり受け入れるケースは少なくないのか?特に1回や2回では、難しいのではないか?」
高等部:「1回や2回では難しい。そのため、3年間かけて積み重ねていく。『他者評価』については、教員からの評価より、子ども同士での評価の方がすんなりと受け入れられることもある。また、学校で注意されることを、会社に行っても同様に注意を受けたことで、できていない部分に気づくこともある。いろいろな場所で経験をする
ことで、自分での気づきが増えると考えている。」
C委員:「周囲が本人の考え方を違うと思っても、本人がそれを受け入れない場合もあると思うが、それについてはどうか?」
高等部:「前任校での取り組みなどから、学校の中であえて失敗する場面を作り、そこで気づけるような機会を作ることもある。」
校 長:「いろいろな力を身につけていけるようにするのが学校。限られた時間にはなるが、その中でどういう経験するかなどの仕掛けを作ることが大切だと思う。外部との関わりや就業体験などを通して、そのような経験ができる場を作っていければ。」
B委員:「『自己評価』と『他者評価』のずれは難しい。今回の取り組みのように、いろいろ教えてもらえると参考になる。」
E委員:「どういう人と関わるか、出会うかということは大切。子どもたちが知っている人や憧れている人などをゲストに呼んで話をしてもらうことで、子どもたちに刺激を与えることもいいのではないか。そこから、子どもたちが学ぶことや気づくこともあると思う。」
5.まとめ・事務連絡・閉会
第2回は、9月~10月頃に実施予定